恕のたより vol.7

「恕のたより」 学校長通信-第7号-  学校長 高野 茂

「第29回教育研究大会・教員研修会」に参加された先生方による復講を行い、職員全員で成果を共有しました。

8月19・20日に香川県高松市で開催された全国リハビリテーション学校協会主催の「第29回教育研究大会・教員研修大会」に本学(青照館)から3人の先生が参加されました。その報告を兼ねて職員研修を行いました。
まず、理学療法学科学科長の岩北先生から大会の概要が説明されました。「臨床力向上をめざす教育」をテーマとして、講演やワークショップによる討論や発表などが行われたそうです。岩北先生は、特にアクティブラーニングの手法として注目を浴びている「反転授業」について話されました。この授業は15分の予習動画を予め学生が視聴し、その後授業を行うもので「ICT」を活用したものです。授業は知識注入型ではなく、学生と教員の対話型活動が中心になるところに特徴があります。課題としては、予習動画の作成の手間や視聴していない学生への対応、教員の負担増などがあげられました。授業の有り様に一石を投じる報告でした。

言語聴覚療法学科の山口先生は、「ひとりひとりにあった教育方法を考える」講演について報告されました。学習意欲の問題からはじめて、課題性先延ばし行動である学業的延引行動の原因についての分析。そして、防止のために情緒的混乱を防ぐ、学習方略の活用、基礎学力の育成などについて話され、最後に主体的に学べる学生になる方法について言及されました。なお、先生はこの大会でポスターセッションをされました。

作業療法学科の田口先生は「臨床力向上をめざす教育」の講演について話されました。臨床能力の疑問について、1 臨床能力を高めるシステムがないという構造的問題、2 教育機関の教授内容と臨床の乖離、3 教員の急増による質の問題が取り上げられました。これらの課題解決のためには、教員を臨床現場へ派遣し、経験を積むこと、臨床家としてのスキルや現場の情報を常に高い水準に保つこと、施設と提携して学生の臨床経験の機会を増やしたり、教授内容の則実践などがあげられるという報告でした。

三人の先生方、研修、大変お疲れ様でした。いずれの先生の報告も直接、学生に還元できる密度の濃い有意義な研修報告だったと思います。
全部の先生方が、この復講の成果をぜひ、青照館の学生たちへ還元されることを期待しています。

写真右から岩北、山口、田口(青照館卒業生)、右下の写真は高松城

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